「X」における「ブロック貫通」とは?【2026年度版】
はじめに
「ブロック貫通」は、正式な機能名ではなく「ブロックしても相手が投稿を見られる状態」を指す俗称です。
2024年後半の仕様変更以降、公開アカウント(Public)では、ブロックしても相手が投稿を閲覧できることが明確化されました。[1]
1. 仕様変更の内容(2026年時点の仕様)
Xの公式ヘルプ(2026年時点の案内)で整理されるブロックの要点は以下の通りです。[1]
- 公開ポストは、ブロックした相手にも閲覧される(=ブロック貫通と呼ばれる状態)
- ただし相手はいいね・返信・リポストなど「関与(engage)」は制限される
- 相互フォローは不可(ブロックした側も、された側もフォローできない)
- DM送信不可、リスト追加不可、写真タグ付け不可(設定・状況により挙動は変わる場合あり)
- 相手に通知は行かないが、相手がプロフィールを見に来れば「ブロックされている」ことは分かる(ミュートと違い不可視ではない)
- 鍵アカ(protected)にすると、ブロックした相手は投稿を見られない(投稿がフォロワー限定表示のため)
2. 「ブロック貫通」が注目された理由
従来の感覚では「ブロック=相手に見せない」が主目的でした。
しかし今回の仕様では、公開アカウントの場合「見せない」効果が弱くなり、特に嫌がらせ・監視・ストーキング的な懸念が強く指摘されました。[2]
3. 運営側が示した狙い(公式説明の方向性)
海外報道では、X側は「ブロックが悪用され、ブロックした相手に関する有害/私的情報を“見えない場所で共有・拡散する”用途に使われ得る」点を問題視し、可視化(透明性)を理由の一つとして説明したとされています。[2]
また、イーロン・マスク氏は、公開投稿をブロックで見えなくすることに否定的な趣旨の発言が報じられています。[3]
4. 利用者への影響(現実に起きること)
- 公開アカウント運用では「ブロックしても見られる前提」で設計が必要
- ブロックは依然として有効(関与・DM・フォローなどを遮断)だが、「閲覧遮断」ではなく「接触遮断」寄りの機能になった
- 「ブロック=完全に切れる」前提での安全設計は成立しにくくなった
5. 対策(見られたくない場合の現実的な選択肢)
(1)鍵アカ(protected)にする
「特定の相手に見られたくない」が最優先なら、公開投稿をやめて鍵アカに寄せるのが最も確実です。[1]
(2)公開投稿に個人情報・所在が分かる情報を載せない
ブロックで閲覧遮断できない以上、公開投稿は「誰に見られても困らない」情報設計に寄せる方が安全です。[2]
(3)ブロック+追加の安全設定を併用
ブロックは「関与遮断」としてまだ強力です。加えて、通知・メンション周りの設定、DM制限、必要に応じた通報などを組み合わせて“接触面”を減らすのが実務的です。[1]
結論
2026年時点の「ブロック貫通」とは、公開アカウントでは、ブロックしても相手が投稿を閲覧できるという仕様を指す言い方です。
一方で、ブロックの価値が消えたわけではなく、フォロー・返信・リポスト・DMなどの接触を遮断する機能としては依然有効です。
「見せたくない」なら公開運用を見直し、鍵アカ化や情報設計の変更が必要、ここが2026年版の結論です。
参考資料
-
Xヘルプセンター「Blocking and unblocking accounts」:
https://help.x.com/en/using-x/blocking-and-unblocking-accounts
-
AP News(ブロック仕様変更とハラスメント懸念に関する報道):
https://apnews.com/article/x-musk-blocking-change-harassment-2f31853749daeb86db70db53f8b1f62f
-
TechCrunch(Xのブロック変更に関する背景・反応の報道):
https://techcrunch.com/2024/10/18/why-changes-to-the-block-on-elon-musks-x-are-driving-users-away/
