2025年版【仮】 IT・ネット関連トレンド Top10
※「新語・流行語大賞」ノミネート(2025年11月5日発表)に関連する語を中心に再編。一次情報・公的資料・主要メディア等を出典に付記。
1. チャッピー(ChatGPTの愛称)
概要:生成AI「ChatGPT」を指す日本の通称。2025年のノミネート30語に選出され、SNS・ニュースで一気に認知が進行。
背景と影響:「AI=相棒」という心理的距離の短縮を象徴。社内では「チャッピーに下書き」「要点整理をチャッピーで」等、ワークフローの常套句に。導入ハードルが下がり、“AI前提の業務設計”が加速。
2. エッホエッホ(ネットミーム)
概要:メンフクロウの雛の画像から広がった構文ミーム。「エッホエッホ、◯◯って伝えなきゃ…」形式で拡散。
背景と影響:短尺動画や静止画テンプレと相性がよく、企業の“軽スナック”投稿でも活用。Z世代の共有文化と結びつき、ミーム起点のUGCがプロモ導線に。
3. オールドメディア
概要:テレビ・新聞・ラジオ・雑誌など従来型マスメディアの総称。SNS台頭との対比で再注目。
背景と影響:速報性・双方向性・編集観点の差が議論化。情報リテラシー教育でも頻出テーマに。
4. ぬい活
概要:推しのぬいぐるみと日常を共にし、撮影・投稿・おでかけ等を楽しむカルチャー。関連グッズ市場も拡大。
背景と影響:位置情報×ARフィルター×小物ECで体験から購買への導線を形成。コミュニティ駆動のUGCがブランド資産化。
5. ミャクミャク(大阪・関西万博 公式キャラ)
概要:2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の公式キャラクター。全国的な露出とコラボで話題に。
背景と影響:自治体・企業の共創プロモの成功例。IP × D2C × SNS連動でオフライン送客・EC転換に波及。
6. オンカジ(オンラインカジノ)
概要:オンライン上の賭博行為。2025年には広告・誘導行為の違法化が成立(同年9月25日施行)。
背景と影響:配信・広告・決済エコシステムに強いコンプライアンス圧。プラットフォーム責任や広告倫理が改めて焦点に。
7. フリーランス保護法(フリーランス新法)
概要:正式名「特定受託事業者に係る取引の適正化等に関する法律」。2024年11月1日施行。取引条件の明示義務、報酬の減額・受領拒否の禁止、ハラスメント相談体制などを規定。
背景と影響:クリエイター経済・生成AI時代の契約実務をアップデート。発注側は書面(電磁的方法含む)と期日管理、受託側は権利関係・再委託等の整理が必須に。
出典:
内閣官房:フリーランス法 概要/
公取委:特設サイト/
厚労省:相談窓口
8. スマートグラス(AIグラス)
概要:視界をAIが理解し、音声/表示で支援する次世代デバイス。Ray-Ban Metaなど機能拡張・AR表示対応モデルが相次ぎ、2025年は“ポスト・スマホ”候補として浮上。
背景と影響:ハンズフリーUI+生成AIで、現場業務・接客・移動時インプットが刷新。アプリ設計は「声+視界文脈」前提へ。
出典:
Meta公式:Ray-Ban Metaアップデート/
The Verge:ライブ翻訳 等の拡張/
Android Central:録画安定化更新/
The Guardian:AR表示モデル発表
9. 現場DX
概要:製造・建設・物流・小売など“現場”に直結したDX。可視化、予知保全、ワークフロー自動化などが進展。
背景と影響:人手不足・技能継承・安全性の課題にテクノロジーで応答。政府・独法のレポートや「2025年の崖」文脈が背中を押す。
10. 生成AIの“常用化”
概要:文書・画像生成にとどまらず、要約・調査・翻訳・自動化まで日常業務の“標準機能”に。日本企業でも導入/拡大の意向が伸長。
背景と影響:課題はガバナンス(情報分類・ログ保全)と人材・リテラシー。一方で、導入企業の成果創出は加速傾向。来期は「部門内活用 → 全社運用」への移行設計が鍵。
出典:
IPA:DX動向2025(データ集)/
GMO Research:企業での生成AI利用/
矢野経済研究所:企業導入率推移/
Reuters:導入計画の有無
総評(2025)
2025年は、AIの一般化(チャッピー)/ミーム経済の可視化(エッホエッホ・ぬい活)/情報流通の地殻変動(オールドメディア)が重なり、
「手の中のAI」から「視界と現場に溶け込むAI」へと線がつながった一年。制度面ではフリーランス保護法がクリエイター経済の“契約OS”を刷新、
オンカジ問題はプラットフォーム責任・広告倫理を問い直す契機に。来期は①プロンプト/出力ガバナンス ②著作権配慮 ③AIログ管理 ④現場インテグレーションの4点で
“全社運用”へ移行できるかが競争力の分岐点になります。
