2025年 大阪・関西万博のIT展示とは?【総括】
2025年の大阪・関西万博は「未来社会の実験場」という性格が強く
“来場者が体験しながら理解する”タイプのIT展示が多いのが特徴でした
会場体験(パビリオン)と デジタル導線(ID・ウォレット・バーチャル)の両輪で設計され
リアルとオンラインを往復できる構造になっていました
1. NTTパビリオン(体験テーマ:PARALLEL TRAVEL/IOWN)
- 概要:次世代情報通信基盤「IOWN」を軸に “空間そのものをつなぐ” 体験を提示
- 体験のポイント:距離を超えて「同じ場を共有している感覚」をつくる 演出・体験設計が中心
- 技術キーワード:空間伝送/超低遅延/没入体験/次世代ネットワーク
- 公式URL:
万博公式 紹介ページ /
NTT 公式ページ
2. 未来の都市(未来社会ショーケース内:日立 × KDDI「Mirai Meeting」など)
- 概要:「未来社会ショーケース」の中核の一つとして “2035年の都市” を体験型で可視化
- 体験のポイント:課題(食・健康/学び・働き方 など)に対し 来場者が選択しながら未来を変える構成
- 補足:メタバース上に “Virtual Future City” を構築する動きも提示
- 技術キーワード:CPS(サイバーフィジカル)/デジタルツイン/都市OS/Web3・メタバース
- 参考URL:
KDDI News Room(英語)
3. パナソニックグループパビリオン「ノモの国」
- 概要:子ども・家族層も含めた “没入型の体験” を通じて 未来のくらしや感性をテーマ化
- 体験のポイント:映像・空間演出などを使い 想像力や気づきを引き出す設計
- 技術キーワード:XR/空間演出/センシング/体験UX
- 公式URL:
パビリオン公式サイト
4. EXPO 2025 デジタルウォレット/万博ID/キャッシュレス運用
- 概要:来場体験の“共通基盤”として ID・決済・特典・回遊を束ねるデジタル施策を展開
- 体験のポイント:スタンプ・特典・回遊導線など「会場体験をデジタルで増幅」する仕組み
- 技術キーワード:デジタルID/キャッシュレス/データ連携/インセンティブ設計
- 公式URL:
デジタルウォレット 公式
5. シグネチャーパビリオン「Better Co-Being」× 村田製作所「echorb」
- 概要:“共鳴” をテーマに 体験型アートとテクノロジーを接続するシグネチャーパビリオン
- 体験のポイント:触覚や身体感覚に訴える仕掛け(echorb など)で「感じる」方向へ拡張
- 技術キーワード:ハプティクス/センシング/体験デザイン
- 参考URL:
村田製作所(echorb紹介)
6. バーチャル万博(Virtual Expo)
- 概要:来場できない人も含めて参加できる “オンライン会場” を整備
- 体験のポイント:オンライン空間上での回遊・体験を通じて 万博の接点を拡張
- 技術キーワード:バーチャル会場/オンライン回遊/メタバース体験
- 公式URL:
万博公式サイト
7. 総括:万博のITは「体験UX」と「運用基盤」の二層構造だった
- 体験UX:空間演出・没入・触覚など “感じるIT” への投資が目立った
- 運用基盤:ID・ウォレット・キャッシュレスなど “会場運営のデジタル化” が前提になった
- 示唆:今後の大型イベントは「現地の感動」だけでなく
“デジタルで回遊させる設計” が成果を左右しやすい
