「Googleアナリティクスを入れたけれど、画面を開くたびに数字が多すぎて閉じてしまう」——中小企業や店舗の経営者から、こうした声をよく聞きます。実際、GA4(Googleアナリティクス4)は多機能で、専門家向けに設計されている面もあります。しかし、経営者が本当に見るべき数字は、ほんの一握りです。

この記事では、Web集客の成果を判断するために最低限おさえておきたい3つの数字にしぼって解説します。難しい用語は極力使わず、明日からすぐ確認できる形でお伝えします。

なぜ「全部見よう」とすると失敗するのか

GA4には数百もの指標があります。すべてを理解しようとすると、時間ばかりかかって結局「よくわからない」で終わってしまいます。経営者に必要なのは、細かい分析ではなく「今のホームページは集客の役に立っているのか?」を判断することです。

そのためには、次の3つだけを定期的に見れば十分です。逆に言えば、この3つが分かれば改善の方向性は見えてきます。

見るべき数字①:アクセス数(ユーザー数・訪問数)

まず確認するのは、どれくらいの人がホームページを訪れているかです。GA4では「ユーザー数」や「セッション数」として表示されます。

ここでのチェックポイント

  • 先月と比べて増えているか、減っているか
  • 季節や施策のタイミングと連動して動いているか
  • そもそも母数が少なすぎないか

アクセス数が極端に少ない場合は、そもそも検索で見つけてもらえていない可能性があります。その原因については なぜあなたの会社のHPは検索されないのか?SEOの落とし穴 で詳しく解説しています。

見るべき数字②:流入経路(どこから来たか)

次に大切なのが、訪問者がどこ経由でやってきたかです。GA4の「集客」レポートで、大きく次の経路に分かれます。

  • Organic Search(検索):GoogleやYahoo!の検索結果から
  • Direct(直接):URL直接入力やブックマークから
  • Social(SNS):InstagramやFacebookなどから
  • Referral(他サイト):他サイトのリンクから

これが分かると、「検索対策が効いているのか」「SNS運用が集客につながっているのか」が判断できます。たとえば検索からの流入が伸びていれば、SEOやブログの取り組みが実を結んでいる証拠です。

特定地域のお客様を狙う店舗であれば、地域検索からの流入も重要な指標になります。 松本市の店舗が地元検索で選ばれるローカルSEO実践術 もあわせてご覧ください。

見るべき数字③:コンバージョン(問い合わせ・成約につながる行動)

最も重要なのが、この3つ目です。どれだけアクセスがあっても、問い合わせや予約、購入につながらなければ売上は生まれません。GA4では「キーイベント(旧コンバージョン)」として、次のような行動を計測できます。

  • 問い合わせフォームの送信
  • 電話ボタンのタップ
  • 予約・申し込みの完了

アクセス数に対してコンバージョンが極端に少ない場合、ホームページの導線に問題があるかもしれません。訪問者が「問い合わせたい」と思っても、ボタンが見つからなかったり、フォームが入力しづらかったりすると、そこで離脱してしまいます。

この課題については 問い合わせゼロを解消する導線設計の見直し術 が参考になります。

3つの数字を組み合わせて考える

この3つは、単独で見るよりも組み合わせて読むことで意味が深まります。

よくあるパターン

  • アクセスが少ない→ SEOや情報発信を強化する
  • アクセスは多いのにコンバージョンが少ない→ 導線やページ内容を見直す
  • 特定経路だけ伸びている→ その施策に投資を集中する

このように、数字は「次に何をすべきか」を教えてくれる道しるべです。分析のための分析ではなく、行動につなげることが目的だと覚えておいてください。

まずは月に一度、5分でOK

毎日GAとにらめっこする必要はありません。月に一度、先月と比べてこの3つがどう動いたかを確認するだけで、ホームページが集客に貢献しているかが見えてきます。

もし「数字を見ても改善方法が分からない」「そもそも計測が正しく設定できているか不安」という場合は、専門家に相談するのが近道です。

まとめ

Googleアナリティクスが苦手でも、経営者が見るべきは「アクセス数」「流入経路」「コンバージョン」の3つだけ。まずはここから始めれば、Web集客の全体像がつかめます。

MORENET WORKSでは、長野県松本市を中心に全国の中小企業・店舗に向けて、ホームページ制作からSEO・Web集客の改善までをサポートしています。数字の見方やその先の改善にお悩みの経営者様は、お気軽にご相談ください。