「ホームページはちゃんと作ってあるのに、ChatGPTやGeminiなどのAI検索で自社が紹介されない」——そんな相談が増えています。原因の多くは、デザインや情報量ではなく「AIがそもそも中身を読み取れていない」ことにあります。
AIは人間のように画面を眺めて理解するわけではなく、HTMLに書かれたテキスト情報を読み取って判断します。つまり、人には見えていてもAIには「空白」に見えているページが存在するのです。この記事では、AIに読み取られないHPの3大ボトルネックと、その直し方を解説します。
なぜ「見た目は立派なHP」がAIに無視されるのか
AI検索は、Webページの文字情報・構造・リンクを解析して「この会社は何屋で、どんな強みがあるか」を理解します。ところが、肝心の情報がテキストとして存在しない形で置かれていると、AIはそれを情報としてカウントできません。
結果として、同じ地域・同じ業種でも「AIにきちんと説明される会社」と「存在しないかのように扱われる会社」に分かれます。まずは社名をChatGPTやGeminiに入力|AIが自社をどう説明するか確認する手順で、自社の現状を確認してみることをおすすめします。
ボトルネック1:画像化された文字
最も多く、そして最も見落とされがちなのが「文字が画像になっている」問題です。
よくあるケース
- キャッチコピーやサービス名をデザイン画像で作り込んでいる
- 料金表やメニューを1枚の画像で掲載している
- チラシやバナーをそのままHPに貼っている
人の目には美しく見えても、AIにとって画像の中の文字は「読めない絵」です。「地域名+サービス名」といった最も伝えたいキーワードが画像だけに入っていると、その情報は丸ごと伝わりません。
直し方
- 見出しや本文はテキストで記述する(画像はあくまで装飾)
- 料金・メニューはHTMLの表(テーブル)で作る
- 画像を使う場合はalt属性(代替テキスト)に内容を正しく書く
ボトルネック2:PDF頼みの情報掲載
料金表・会社案内・サービス詳細をPDFファイルで配布しているケースも要注意です。PDFは「ダウンロードして見るもの」であり、ページ本文とは別物として扱われます。
PDFの中身がAIに読み取られないわけではありませんが、HTMLページの本文に比べて評価されにくく、引用されにくいのが実情です。せっかく充実した会社案内があっても、PDFに閉じ込めている限りAIの判断材料になりにくいのです。
直し方
- 重要な情報はPDFではなくHTMLページ本文に書き起こす
- PDFは「補足資料」として残し、本文の要点をページにも載せる
- サービス内容・料金・実績は検索されやすい見出し構成で整理する
実績や事例をきちんと伝えたい方は、AIに信頼される実績ページの書き方|数字と事例の型もあわせてご覧ください。
ボトルネック3:JavaScript依存のコンテンツ
近年のHPは、スクロールに合わせて文字が出る、タブを切り替えると内容が表示される、といったJavaScriptで後から読み込む仕組みが増えました。見栄えは良いのですが、ここにも落とし穴があります。
何が問題か
AIやクローラーが最初に読み込むHTMLに本文が含まれておらず、JavaScriptが動かないと中身が表示されない構造だと、肝心のテキストが読み取られないことがあります。特に、
- 読み込み後に生成される「クリックで開く」説明文
- 外部サービスで埋め込んだ料金表や口コミ
- スライダー内にしか書かれていない重要文
などは注意が必要です。見た目の仕掛けに情報を依存させず、最初から本文として存在する設計が理想です。
直し方
- 重要な説明文はHTMLに直接記述し、演出は補助的に使う
- タブやアコーディオンの中身も、HTML上はテキストとして存在させる
- 外部埋め込みに頼る情報は、要点をページ本文にも書く
3大ボトルネックに共通する解決の原則
3つの問題は、突き詰めると「伝えたい情報をテキストで、本文として残しているか」という一点に集約されます。デザインや演出は、その土台の上に乗せるものです。
この土台づくりは、後から小手先で直すより最初に設計しておくほうが効率的です。ホームページの作り方|AI時代に作り直し不要な土台設計5原則も参考になります。
MORENET WORKSの「AIに伝わるホームページ制作」
MORENET WORKS(長野県松本市・全国対応)では、AI検索時代に合わせた「AIに伝わるホームページ制作(ORBIT)」を提供しています。画像文字・PDF・JavaScript依存といったボトルネックを解消し、AIにも人にも正しく読み取られる構造で、中小企業・店舗のWeb集客を支援します。
なお、楽天市場のようなモール級の大規模ECや多店舗在庫連動システムの開発、県外への常駐・定期訪問は対応しておりません。ホームページ制作とSEO・Web集客を軸に、問い合わせにつながる土台づくりに注力しています。
「うちのHP、AIにちゃんと読まれているだろうか」と気になった方は、まず画像文字・PDF・JavaScriptの3点をチェックしてみてください。それが、AIに紹介される会社への第一歩です。
